ゴミ屋敷に孤独死! 近年、依頼が増えている「特殊清掃」とは!?|福島・山形で遺品整理、生前整理、お片付けならひとものがたり

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ゴミ屋敷に孤独死! 近年、依頼が増えている「特殊清掃」とは!?

「特殊清掃」、という言葉を聞いたことはあるでしょうか。

ふつうの清掃や片づけでは対応できない場合に求められる、この特殊清掃。

>依頼の多くは、ゴミで埋め尽くされたゴミ屋敷、そして近年増えてきた”孤独死”の現場の片づけや消毒です。

なぜ、こうした案件が増え続けているのでしょうか。

そして、業者選びのポイントについて、ご紹介します。

特殊清掃

1.一筋縄ではいかない、ゴミ屋敷の片づけ・清掃

ゴミ屋敷。

ワイドショーなどでおなじみの、足の踏み場もないほどうずたかく積みあがった大量のゴミ。

一軒家やマンションの一室に入りきらず、道路や共有部分にまであふれ出たゴミを処分することなく、そのまま放置しているケースを言います。

部屋がそんな状態なので、本人は別に部屋を借りて住んでいるというケースもありますが、驚いたことに、ゴミの山で埋まる自宅にそのまま住み続けているという人も多いのです。

客観的には、「ゴミで埋まった部屋に住み続けられるなんて」と思ってしまいます。

しかし、こうしたケースでは本人は大量のゴミについて無自覚なことも多く、ゴミの層が低い、わずかなスペースに布団を敷くなどして平然と生活していたりするものなのです。

とはいえ、ご近所の方々から見ると、こうしたゴミ屋敷は不安でしかありません。

臭い、そして夏にはたくさんの虫が発生することがあり、迷惑でしかないのです。

また、外にあふれ出たゴミは、放火などの犯罪を招く恐れもあり、一日でも早い片づけを要望されているのがほとんどです。

さて、ゴミ屋敷の片づけと聞くと、「そんなの簡単だ。片っ端から全部運び出して、ゴミの日に出してしまえばいい」と、思う方が多いかもしれません。

しかし、そう簡単にはいかないからこそ、特殊清掃業者の力が必要なのです。

多くの場合、ゴミ屋敷のゴミは何年も、あるいは何十年にもわたって溜め込まれたもの。

臭いも汚れも、相当なレベルなのです。

ゴミの山の中には、食べ残しや飲み残し、買ったのに全く手を付けず、そのまま腐ってしまった食品、時にはペットの糞尿や死骸なども紛れていることも。

耐えがたい腐敗臭もさることながら、カビや雑菌、病原菌、そして寄生虫や害虫も大量に発生しているケースも多く、安易にご家族やご近所の方が片づけるのはとてもではないですがおすすめできません。

我々特殊清掃業者も、ゴミ屋敷の片づけ依頼をいただくと、感染症などのあらゆる危険を想定しながら対応に当たっています。

ゴミ屋敷の片づけの流れは、ざっくり言うとこんな感じです。

敷地内、建物内の大量のゴミを、分別しながらゴミ袋に次々詰めていき、まとまったらトラックに積み込んでいく。

これを、すべてのゴミが片づくまで、何時間でも、何日でも延々と行います。

ゴミが片付いても、それで作業が終わり、とはなりません。

何しろ、ずっと長い間、部屋を占領していたゴミに埋まっていた床や壁です。

畳やフローリングは腐り、壁紙は変色し、カビにまみれていたり大量の寄生虫が発生していたというのも珍しくありません。

そのため、ゴミを運び出した後は、ひたすら、洗浄と消毒の実施です。

必要であれば壁紙の張替え、畳の入れ替えなどを行ったり、リフォーム業者に引き継いだりします。

すべてが完了するまで、ゴミの量にもよりますが、数日から1週間くらいかかると言っても過言ではないでしょう。

特殊清掃

2.なぜゴミ屋敷になってしまうのか

ふつう、生ごみはすぐに臭い出すので、ゴミの日がきたら即座に出したいもの。

そして、ゴミやほこりだらけの部屋では寝起きしたくないですよね。

そのため、家をゴミ屋敷にしてしまう人には、なにか精神的な問題でもあるかと心配になる方も多いことでしょう。

しかし、実際にゴミ屋敷の片づけを依頼されるお客様は、会話してみると、ほんとにごく普通の方というケースが大半です。

よくあるのが、仕事が忙しすぎて、指定のゴミ出しの日にゴミを出せない、というケースです。

それでも、生活していれば、毎日ゴミが出るもの。

きちんとゴミ出しの日にゴミを出せなければ、部屋の片隅にどんどん満杯になったゴミ袋やゴミが溜まっていきます。

溜まれば溜まるほど、例えゴミ出しの日が来ても、「え、あの人なんでこんなにゴミをたくさん出すの?」と、ご近所に思われやしないか不安になり、ますますゴミ出しに行きにくくなるもの。

こうして、ますます溜め込んでしまう、というわけです。

もちろん、認知症やうつ病などの精神疾患が原因というケースもあります。

が、日々のストレスや過労が原因になり、いつの間にか自宅をゴミ屋敷にしてしまうというケースは、無視できない誰にでも起こりうる問題と言えるでしょう。

特殊清掃

3.増えつつある、孤独死による特殊清掃の依頼

近年増えてきているのが、孤独死の案件です。

今や、子どもたちはそれぞれ独立し、親御さんが遠方で二人だけで、あるいはお一人で暮らしている、というご家庭が増えてきています。

そのため、年老いた親御さんの体調が急変し、人知れず亡くなってしまっていた、というケースが増えてきているのです。

これが、いわゆる孤独死です。

それでも、親子がまだ比較的連絡を取り合っている場合は、孤独死しても数日で発見してもらえるでしょう。

しかし、数か月に一度くらいしか連絡を取らない、あるいはすっかり疎遠という場合では、孤独死してから発見されるまでに数か月かかることもあるのです。

この場合、大概は強烈な臭いや大量の虫の発生などで、まずご近所の方々が気付き、警察などへの通報により、発見に至るというのがよくあるケース。

こうなると、お部屋は、腐敗が進んだご遺体から流れ出た体液などで汚損されてしまっている場合がほとんどなのです。

ご遺体は警察や消防が運び出してくれていますが、遺された部屋の片づけや清掃は、特殊清掃の専門業者に依頼するしかありません。

特殊清掃業者は、ゴミなどの片づけだけでなく、汚損した畳の入れ替えや壁紙の張替え、洗浄や消毒などの技術と知識があります。

前述したゴミ屋敷案件で培われた経験と技術が、皮肉にも、増え続ける孤独死の現場で求められているのです。

4.特殊清掃現場で重要視される消臭! 最新技術「花輪式」とは

特殊清掃では、部屋の汚損状況によっては、費用が高額になるというのが最大の懸念点です。

特に問題となるのが消臭で、臭いが染みついた壁紙や床板をリフォームするなどが必要になるので、その分金額が高くなってしまうのです。

そんな消臭問題ですが、近年革新的な技術が生み出されました。

「花輪式」と呼ばれる、腐敗臭を完全に除去する洗浄剤を使った消臭法です。

これは、13.1pHの強アルカリ洗剤(アルカリイオン電解水)から成る『モコのラードトル』と、腐敗臭を「酸化」させて消臭する、特殊清掃専用の消臭薬剤である『ドムスシューカット』とを使用する消臭方法です。

臭い戻りが無いので再施工の心配がなく、この技術なら、大掛かりなリフォームが不要になるため、その分短期間でお部屋の原状回復が期待できるのです。

リフォーム作業を省略できれば、作業時間だけでなく、特殊清掃全体にかかるコストを大きく抑えることにつながります。

ただ、この技術がある業者さんはかなりかぎられているので、ホームページに「花輪式」と明記されているかどうかを確認してみるとよいでしょう。

特殊清掃

5.特殊清掃業者の選び方

孤独死の増加や、マスコミがゴミ屋敷問題に注目したことで、近年、特殊清掃の依頼は増えてきています。

そのため、「特殊清掃」を看板にかかげる業者も、全国的に増加傾向に。

中には、「一儲けしてやろう」などと考えるよからぬ業者も、少なからず存在します。

こうした業者には当たりたくないものですよね。

しっかりした技術が無い業者に依頼してしまうと、汚れや臭いがきちんと取り切れていないことがあるので困ります。

業者選びでどんな点がポイントになるのかを、いくつか挙げてみましたので、参考になさってください。

●消臭技術レベルが高いか

ゴミ屋敷、孤独死の案件とも、特に大きいのが臭いの問題です。

でも、技術や実績のあるきちんとした業者さんなら、臭いを完全に除去してくれることが期待できます。

「完全消臭」や「消臭料金は後払い」、そして「花輪式」を謳っている業者さんもいます。

技術に自信があるからこその表記と考えられ、信頼しても良いでしょう。

なお、「消臭料金は後払い」とは、特殊清掃が完了後、もし臭いがとれていないと感じた場合、消臭についての費用の支払いは不要ということです。

技術が確かな業者はこのような条件をかかげていることがありますので、確認してみるとよいでしょう。

●見積書や料金体系が明確か

見積をとってみて、費用項目や作業内容が明確かどうかも、チェックポイントです。

アバウトに「○○作業一式 △△円」のような記載しかない場合は、一体なににどのくらいの金額がかかるのかが不明瞭ですので、信頼できません。

●契約書を書面で交付する業者か

作業前にしっかり契約書の取り交わしがあるかも確認しましょう。

例えば、「完全消臭保証」があると聞いたので依頼したのに、臭いがじゅうぶん取れていなかったという場合。

契約書にきちんと「完全消臭保証」と明記されていれば、消臭作業を再依頼することができるでしょう。

契約書を取り交わさない業者の場合、作業内容や結果に納得がいかない点が見つかっても、「言った」「言わない」の争いになることが心配されます。

例えば、作業完了後に何らかの作業の不備を見つけたとします。

その部分について、業者にやりなおし作業を依頼したら、「そこまでやれとは言われていない。その分は追加料金を頂きます」などと言われてしまう恐れがあるのです。

契約書の取り交わしをしなくても、法に触れるわけではありません。

実際、総務省の調査によると、特殊清掃業者や遺品整理業者のうち、約3割の業者が契約書を交わしていないことが報告されています。

契約書だけでなく、見積書も交わさない業者も1割ほど存在するので、こうした業者は選ばない方が安全でしょう。

●必要な資格をきちんと有しているか

特殊清掃は、きちんとした技術と知識、そして経験が必要です。

例えば、床や壁に染みついた腐敗臭を取り除くには、消臭スプレーやアルコールを適当に撒いて終了、というわけにはいきません。

汚損した畳や壁紙、ゴミ屋敷で出たゴミなどは、「一般廃棄物収集運搬」の資格・許可が無いと運搬や処分ができません。

これら必要な資格や許可を有しているか、または許可を有する廃棄物運搬業者に廃棄物運搬を依頼しているか、さらに、「遺品整理士」や、不用品を買い取ってくれる「古物商許可」がある業者なら、さらに安心ですね。

許可や資格を持つ業者は、会社のホームページにもきちんと載せているはずですので、気になる業者を見つけたら、まずは事前にホームページなどを確認するようにしましょう。

●対応や評判をチェックする

業者が割と近くに存在する。

資格もあり、技術レベルも高い。

それでも、最後は人対人です。

信頼できそうか、安心して任せられそうかなどは、実際に電話でコンタクトを取り、やり取りすることで確認するのがおすすめです。

ゴミ屋敷の片づけや、特殊清掃を依頼するときというのは、普段より相当傷つきやすい心情になっているもの。

その業者にいくら技術があっても、あんまりにも横柄な態度で応対されると、心理的負担ははかりしれません。

実際に担当者と会話するなどして、親身に対応してくれるか、きちんとご自分の心情に寄り添ってくれるかどうかなどを確認したほうがよいでしょう。

また、事前に、その業者についての口コミ評価などを、インターネットなどでチェックしておくのもよいでしょう。

ただ、口コミ評価には、たまに極端すぎるものや中傷ととれるものも挙げられていることもあり、すべてを鵜呑みにするのではなく、参考程度に見ておく程度でよいでしょう。

まとめ

近年増えている、ゴミ屋敷や孤独死現場の片づけや清掃依頼。

それに伴い、「特殊清掃」を掲げる業者も全国的に増加傾向です。

きちんとした業者を見極めるには、どんな方法で除菌・消臭していくかの説明の有無や、見積書や契約書の内容は適切か、担当者は親身に対応してくれるかなどを確認するのがおすすめです。